とうつきの本棚

本に纏わることの記録。

柴崎駅「本とコーヒー tegamisha」【本とカフェ】

東京都調布市にある書店兼カフェ「本とコーヒー tegamisha」に行ってきました。
東京蚤の市などを主催する手紙舎運営の、落ち着いた雰囲気が素敵なお店です。

「本とコーヒー tegamisha」の概要

  • ☆紙モノや文房具を取り扱う「手紙舎」が運営する、可愛らしい雰囲気の書店兼カフェ。
  • ☆選書は食べ物・カフェ・旅行・小説・絵本など柔らかい雰囲気の本が多い。
  • ★購入前の本は閲覧できない。
  • ★店内座席が4席のみ(2023.5訪問時)。
  • ★「本を買うついでにコーヒーを飲める店」だが、「コーヒーを飲みながら本を読める店」とは言いづらい。

 

「本とコーヒー tegamisha」のレビュー

場所

京王線柴崎駅から北側に徒歩1分、住居兼店舗の1階にあります。店前にはウッドデッキが設置され、簡易テラス席も設けられているのでわかりやすいはず。ちなみに、階段を上った2階には同じ会社が運営する「手紙舎 2nd STORY」があります。

 

カフェメニュー

値段入りメニュー表が注文カウンターにしかなく、撮影できなかったためうろ覚えです。

公式サイトでは、ドリンクとして

  • 水出しアイスコーヒー
  • 珈琲
  • アイスカフェオレ
  • アイスティー
  • 季節の果実シロップ

が掲載されています。うん、たしかにこんな感じだった。それぞれ500円以上で高めの印象。

私は「季節の果実シロップ(ソーダ割)」を注文しました。622円(税込)。この日はいちごとオレンジのシロップだそうです。わざわざシロップの瓶を覗いて教えてくれたので、日替わりなのかな?

可愛らしいカップに注いでくださりテンションが上がります。「下の方にシロップが溜まるのでかき混ぜて飲んでください」とのことでぐるぐる。ちょうど暑い日だったので、あまーいシロップが氷たっぷりのソーダに溶けて美味しかったです。

……でもちょっと甘すぎた!甘党の私が言うので相当です。たぶん、全部氷が溶けたらちょうどよかったのだと思いますが、40分くらいですべて飲んだら甘さで喉が渇きました。ドリンク飲んだのに。

 

スイーツは公式サイトで

  • チョコレートケーキ
  • チーズケーキ
  • 本日の焼き菓子

と掲載されています。どれも500円程度で販売していました。

 

こじんまりとした本屋さんで、本の他に文房具や紙モノの雑貨も置いています。本のジャンルは食べ物、カフェ、旅行、小説、絵本など柔らかい雰囲気の本が多いです。1時間ほどの滞在中に、何組か小さいお子さん連れの家族が訪れていたのが印象的でした。

ここにない本としては、例えば自己啓発、学習参考書、金融、パソコン、時代小説、ファッション誌……など(実はあったらごめんなさい)。せかせかした日常を切り離して、趣味や好きな物、やさしい物を集めた選書だと感じました。

 

ちなみにこちら、購入前の本は読めません。↓席上にあった注意書き。

 

本棚の背表紙を眺めているだけで楽しかったですが、本を読みやすい環境ではないかもしれません。というのも、がっつり本屋さんなので、自分の本を持ち込んで読んだら万引きを疑われそうで怖いです。相当読み込んで古びているか、BOOKOFFの値札シールがびっしり貼られていれば別ですが……。本を読むなら、店内にある本を買うしかないように思われました。

そういう意味で「本を買うついでにコーヒーを飲める店」ではありますが、「コーヒーを飲みながら本を読める店」とは言いづらいかもしれません。

 

内装・座席

さすがは紙モノや文房具を取り扱う「手紙舎」運営の本屋さん、雰囲気が可愛らしくて素敵です。

ただ店内座席が4席しかありません…! それも大きな木のテーブルを囲むように4脚の椅子が配置されているのみで、あまりカフェ事業を重視していないように感じられました。

……でも、公式サイト掲載の写真では焙煎機とカウンター席があるように見えるのです。

tegamisha.com

何故…!?と思って食べログGoogleマップの口コミを見て回ったところ

  • 2019年7月(食べログ) カウンター席、焙煎機の店内写真あり
  • 2019年10月(食べログ) カウンター席、焙煎機の店内写真あり
  • 2年前(=2021年5月以前?/Googleマップ) 「前は焙煎機があって…」の記載あり
  • 1年前(=2022年5月以前?/Googleマップ) 「奥の珈琲スペースは閉められていた」の記載あり
  • 2022年11月(食べログ) 「席が4席のみ」の記載あり

といった結果でした。おそらく、2021年頃に改修してカフェ事業を縮小したのでしょう。よくよく公式サイトの説明を読めば、現在は基本テイクアウトである旨も記載してあります。

手紙社が一冊一冊セレクトした本と、自家焙煎した珈琲、テイクアウトの惣菜やスイーツを楽しんでいただけるお店です。

Newsカテゴリー 本とコーヒー tegamisha - 手紙社

やはりここは、「本を買うついでにコーヒーを飲める店」ではありますが、「コーヒーを飲みながら本を読める店」ではないのでしょう。

 

混雑具合

本屋やテイクアウト利用で店内にお客さんが途切れることはありませんでしたが、カフェ利用客は私ともう一組のみでした。ただ、上記の通り店内座席が4席しかないため、座れない可能性はあります。

 

営業時間・その他

営業時間は11:30〜17:30で、定休日は毎週月・火曜日(年末年始)だそうです。営業時間は変更になることもあるそうで、公式サイトのスケージュールを確認した方が良いと思われます。

また、店舗2階には雑貨兼カフェの「手紙舎 2nd STORY」があります。柴崎駅南側には雑貨兼カフェの「手紙舎 つつじヶ丘本店」もあり、こちらは駅を挟んで反対側なので注意してください。私はちょっと混乱しました…。

 

まとめ

可愛らしい本や雑貨の並ぶ雰囲気の良い本屋さんです。一方カフェ事業は控えめで、座席数が4席しかないこともあって、このお店のみを目的に訪れるのは不安かな…。座れなかった時のことを考えるとショックです。

手紙舎好きで柴崎駅付近の3店舗を制覇するぜ!って人は訪れると楽しいと思います。