とうつきの本棚

本に纏わることの記録。

『あんことわたし 日日大あん吉日』川田裕美

本が寄贈できるホテル「BUNSHODO HOTEL」(福岡県福岡市)にて手に取った本。

 

あんこが美味しいお店を紹介した本かと思ったら、違った。

女子アナのエッセイ本だった。

世間に疎くて「川田裕美」と言われてもピンと来ず。

 

折角だしそのまま読んでみたけど、意外と面白かったし読みやすかった。

 

「幼少期から局アナ時代を経て、フリーアナウンサーへ至るまでの半生を、その時々に食べていたあんこと共に振り返る」が主題のはず。

でも、時にあんこの存在を忘れるほどアナウンサー業の話がアツい。仕事熱心かつ仕事が好きな人なんだろうな。こんなガッツ、とても私には持てまい。

 

エッセイって普通、“知っている人”“自分に似ている人”の文章を読むことが多いと思う。

だから、全然知らない、タイプも異なる人の文章を読むのは新鮮だった。華やかで、ガッツがあって、アナウンサーをやってて、2日空けば旅行に行っちゃうくらいパワフルな人。

こんな人生もあるのだなと思った。

 

もちろん、美味しそうなあんこたちの紹介も良い。読了後、なんなら読みながら、あんこが食べたくなることは確実。

翌日は太宰府を観光したので、梅ヶ枝餅を2つも食べてしまった。

 

 

  • タイトル:あんことわたし 日日大あん吉日
  • 著者名:川田裕美
  • 出版社:ぴあ
  • 読んだ日:2022年11月
  • 経路:福岡県福岡市のホテル「BUNSHODO HOTEL」の寄贈本