本が寄贈できるホテル「BUNSHODO HOTEL」(福岡県福岡市)にて手に取った本。
あんこが美味しいお店を紹介した本かと思ったら、違った。
女子アナのエッセイ本だった。
世間に疎くて「川田裕美」と言われてもピンと来ず。
折角だしそのまま読んでみたけど、意外と面白かったし読みやすかった。
「幼少期から局アナ時代を経て、フリーアナウンサーへ至るまでの半生を、その時々に食べていたあんこと共に振り返る」が主題のはず。
でも、時にあんこの存在を忘れるほどアナウンサー業の話がアツい。仕事熱心かつ仕事が好きな人なんだろうな。こんなガッツ、とても私には持てまい。
エッセイって普通、“知っている人”“自分に似ている人”の文章を読むことが多いと思う。
だから、全然知らない、タイプも異なる人の文章を読むのは新鮮だった。華やかで、ガッツがあって、アナウンサーをやってて、2日空けば旅行に行っちゃうくらいパワフルな人。
こんな人生もあるのだなと思った。
もちろん、美味しそうなあんこたちの紹介も良い。読了後、なんなら読みながら、あんこが食べたくなることは確実。
翌日は太宰府を観光したので、梅ヶ枝餅を2つも食べてしまった。