とうつきの本棚

本に纏わることの記録。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

東京駅「スターバックスコーヒー TSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUCHI店」【本とカフェ】

東京駅近くの丸ビル内にあるブックカフェ「スターバックス コーヒー TSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUCHI店」に行ってきました。 2022年12月にオープンしたばかり。スタバ×TSUTAYAのコラボ店舗です。

『鳥と雲と薬草袋』梨木香歩

主に関東以西の地名について、その成り立ちや著者の思い出ぽつぽつと語る掌編エッセイ。 見開き1ページの短さで、各地の地名にまつわる話が展開される。古来より脈々と受け継がれて来た地名に感嘆したり、旅行や取材で訪れた時の思い出に浸ったり、縁起のい…

『北欧こじらせ日記』週末北欧部chika

北欧大好きな著者がほんわかタッチのイラストで綴る、フィンランドの魅力とやりたいことに近づくキャリアのエッセイ。 イラストほんわかで可愛い~!ふわふわタッチの漫画、フィンランドの綺麗な写真、丁寧な言葉遣いの文章が並び、とても楽しく優しい気持ち…

東京駅構内「BOOK COMPASS」【本とカフェ】

JR東京駅構内にあるブックカフェ「BOOK COMPASS」に行ってきました。 話題の本とビジネス書が並ぶ、気軽に入れてカレーのおいしいブックカフェです。

『おいしいごはんが食べられますように』高瀬 隼子

始終不穏な空気の漂う、働く人たちの仕事とご飯の物語。 この本の説明は、公式の内容紹介が秀逸すぎる。これ以上の文章が浮かばない。 第167回芥川賞受賞! 「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」心をざわつかせる、仕事+食べもの+…

愛知県「ランプライトブックスホテル名古屋」【本とホテル】

愛知県名古屋市の伏見駅近くにある「ランプライトブックスホテル名古屋」に宿泊してきました。 広く綺麗な部屋と旅&ミステリージャンルに特化した選書、おいしいコーヒーが楽しめるブックホテルです。

『キツネと星』コラリー・ビックフォード=スミス(スミス幸子訳)

紺の布張りに白インクの装丁。絵と文字が入り混じるような本文。ポツポツと紡がれる誌的な言葉。 「美しい絵本」の言葉がぴったり。こんなに美しい絵本、初めて出会った。 ストーリーは単純で、だからこそ静かに読める絵本だと思う。 ひとりぼっちの臆病なキ…

『世界 幻想とファンタジーの情景』

おとぎ話に登場しそうな青い湖面、断崖絶壁にそびえる城、幾何学模様の教会……そんな美しい情景を集めた写真集。 おとぎ話か、映画の世界か。そんな世界観の写真が並ぶ。空想の産物ではなく、すべてこの地球のどこかに存在している場所だから驚きだ。 落ち着…

『毒入りチョコレート事件』アントニイ・バークリー(高橋泰邦訳)

ひとつの事件を6人がそれぞれ推理する、推理の手法と展開を楽しむミステリー。海外ミステリーに明るくない私でも、名前は知っているとても有名な作品。 既に殺人事件が発生し、警察が捜査するも行き詰まった状態で物語が始まる。探偵役は犯罪研究会の6人。彼…

『旅ドロップ』江國香織

口当たりの良い、旅に纏わる掌編エッセイ。 ひとつひとつの話が短く、旅先で手軽に読むことができた。とても読みやすい。短いながらも文章が美しくて、ついつい引き込まれた。 内容は"旅"がテーマだ。ただ、いわゆる旅行記ではない。もちろん、長崎に行った…