とうつきの本棚

本に纏わることの記録。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

京都府「TUNE STAY KYOTO」【本とホテル】

京都府京都駅近くにある「TUNE STAY KYOTO」に宿泊してきました。 ホテル内に”京都”に関する書籍を集めた本屋が併設された、サブカルコンテンツを楽しむホテルです。

『今様 京都の値段』柏井壽

京都で買える様々なものを値段ごとに切り分けて、京都で生まれ育った著者の思い出や風習と共に紹介するエッセイ。 紹介されるのは、「長久堂の桜干菓子60円」、「粟餅所澤屋の粟餅450円」など小さくて安価なものも多い。京都には歴史ある街としての敷居の高…

『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦

黒髪の「彼女」に思いを寄せる「先輩」が、なんとかして「彼女」の視界に入りあわよくばお近づきになりたいと奔走する、不思議和風ファンタジー。 頭の中では小難しい言い回しを多用し、斜に構えた臆病者である「先輩」が、ことごとく「彼女」との邂逅に失敗…

『檸檬(乙女の本棚)』梶井基次郎、げみ

梶井基次郎の『檸檬』に、イラストレーターのげみさんが描き下ろしイラストを添えた文学絵本。 イラストが綺麗!輪郭が柔らかくて、光が綺麗な絵だった。 暗鬱とした主人公に引き摺られるように、小説は全体的に暗く湿っぽい。そこに差し込む強烈なイエロー…

『ふしぎな図書館』村上春樹、佐々木マキ

探している本は地下にあると図書館司書に言われた「僕」は、図書館の地下にいた老人に、探していた本と一緒に閉じ込められてしまう。羊男や綺麗な女の子と言葉を交わしながら、何とか家に帰る方法を探す話。 大人向けのナンセンス絵本。正直よくわからなかっ…

銀座一丁目駅「HAPPY SCIENCE GINZA BOOK CAFE」【本とカフェ】

銀座一丁目駅近くの「HAPPY SCIENCE GINZA BOOK CAFE」に行ってきました。新宗教団体が運営するので向き不向きははありそうですが、明るく綺麗なブックカフェです。

『強運の持ち主』瀬尾まいこ

元営業OLの占い師・ルイーズ吉田が、ショッピングセンターの片隅で出会う人たちの悩みを解決していく小説。 ルイーズ自身が占いを信じていないのが良い。前職の営業スキルを活かせる!と求人広告に応募し、実際にその話術でお客さんを引き込んで独立している…