とうつきの本棚

本に纏わることの記録。

『北欧こじらせ日記』週末北欧部chika

北欧大好きな著者がほんわかタッチのイラストで綴る、フィンランドの魅力とやりたいことに近づくキャリアのエッセイ。

イラストほんわかで可愛い~!ふわふわタッチの漫画、フィンランドの綺麗な写真、丁寧な言葉遣いの文章が並び、とても楽しく優しい気持ちで読むことができる。

 

著者chikaさんのバイタリティがともかくすごい。

北欧が好きだ!!!の気持ちで、北欧にかかわる企業に片っ端から連絡して雇ってもらえないかお願いする。それも新卒の就活で……。そのガッツと思い切りに乾杯したい。

常に目の前のことに全力で取り組んで、その一方で長期的な目線で「自分がやりたいこと」を考える。色々なことをやってみて、寄り道しながらも一歩ずつ進んでいく。とても素敵だと思った。

 

節々で触れられるキャリアに関する話も良かった。

私は今、ちょうど職場から「自分のキャリアについて考えること」との指示が出ている。キャリアを含めた長期的目標を考えるのは、子供の頃からずっと苦手だ。「キャリア」の文字を見ただけで尻込みしてしまうが、この本は優しく暖かな気持ちで受け止めることができた。

やりたいことがないけれど、現状は視野が狭すぎるのだと感じた。まずは私も、色々なことに挑戦してみたい。あたたかく前向きになれる本。

 

  • タイトル:北欧こじらせ日記
  • 著者:週末北欧部chika
  • 出版社:世界文化社
  • 読んだ日:2023年2月◇
  • 経路:ブックカフェ「スターバックスコーヒー TSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUCHI店」にて。
  • その他:久しぶりに買って手元に置きたいと思った本だった。次出会ったときに購入して、時々読み返しながら頑張ってみたい。