とうつきの本棚

本に纏わることの記録。

『小さいものと豊かに暮らす 天使のように軽やかに』ドミニック・ローホー

ドミニック・ローホーさんという方がいる。日本におけるシンプルな暮らしの第一人者、だと思っている方。そんな彼女のもの選びの基準や、実際の愛用品をまとめた一冊。

 

初めて読んだとき、本の冒頭に書かれたもの選びの基準"天使のルール"に共感した。

私は、いつしか迷ったときには、「こんなときは天使だったらどうするだろう?」「天使ならどちらを選択するだろう」と考えて正しい答えを探すようになりました。
つまり、天使とは"私がめざす暮らしのルール"です。(中略)
天使はいつも私に言います。
"軽やかに、
小さく、
心地よいものを"と。

 

具体的な「天使のルール」は以下。

  1. とっても軽いこと
  2. 小さいこと
  3. 使いやすいこと


"天使"とか言われるとスピリチュアル色が強くて若干引いてしまうけど、ルール自体は至極まとも。

当時"重い鞄"やら"大きなポーチ"やら"使いづらいペン"やらを使い潰しては処分していた私は、「もの選びの基準が私にぴったりだ!!!」と歓喜

以来、何度も図書館で借りては読み返してしまう本。

 

ルールの下で選ばれたものや暮らしには、一部共感できないものも含まるけど、それはそれ。彼女の生き方をトレースしたいわけではないので、すべてに共感できなくてもオッケー。

部屋がゴチャゴチャしてきたとき、物欲がぶわーっと湧いたとき、この"天使のルール"を思い出して、「軽い?小さい?使いやすい?」と自問自答。処分すべきものが明確になったり、いずれ使わなくなってしまいそうなものを買わずに済んだり。結構役立っている。

 

  • タイトル:小さいものと豊かに暮らす 天使のように軽やかに
  • 著者名:ドミニック・ローホー
  • 出版社:メディアファクトリー
  • 読んだ日:2022年9月
  • 経路:図書館で借りて
  • 何回目か:10回目くらい?