2024年4月29日(祝)開催の「不忍ストリート一箱古本市」へ行ってきました。
「不忍ブックストリート一箱古本市」とは、東京の谷根千エリア(※)で開かれる古本市です。古本市というと、古書店が大きなワゴンいっぱいの古本を売っているイメージが浮かびますが、この古本市は「一箱」です。店主さんたちが持ち込むのは段ボールひとつ分の古本。こじんまりとした店構えで、それぞれが選び抜いた一箱分の本を販売しています。
毎年GW前半に開催されているようで、コロナ禍に一時開催中止されたものの、2022年に復活したようです。
(※)谷中、根津、千駄木エリアのこと。JR山手線上野駅~日暮里駅の内側(西側)あたり。
私は「不忍ブックストリート一箱古本市」には初参加です。もともと谷根千エリアには惹かれるものがありましたが、どんなお店があるのかわからなかったり、個人経営店には足を踏み入れづらかったりと、敷居が高く感じていました。加えて、GW前半はいつもバタバタしており・・・。
今年は予定も合い、一箱古本市を通じて谷根千エリアにもっと近づきたいなと思って行ってきました!
今年の開催エリアはこちら(公式Twitter…Xの投稿)
【第24回 不忍ブックストリート一箱古本市♬】
— 不忍ブックストリート 一箱古本市 (@hitohako) 2024年4月29日
スタンプラリーあります☆
大家さん5箇所と…
ひるねこBOOKS/タナカホンヤ/古書ほうろう
の計8箇所を回るとスタンプラリー 完成!
ラリー用紙の裏面は大家さんめぐりの地図になっています。
☆コンプリートの景品はありません。記念品にしてください♡ pic.twitter.com/rXeLHm5ty8
谷根千エリアの5ヵ所に会場があり、2~14つの箱――もとい、お店が並びます。このばらけ具合がよかった! 大きな会場1ヵ所では、全体をざっと見てすぐ帰ってしまったかもしれません。きっと物足りなく感じたでしょう。小規模な会場がいくつもあることで、ゆっくりあちこち見て回る楽しさがありました。
自然と谷根千エリアの街歩きになるので、「こんなところにお店が!?」「あの行列はなんだろう…?」などと色々な気付きもありました。通りがかりのスパイスカレー屋さんでお昼ご飯も食べました🍴
会場5ヵ所+古本屋3カ所=計8カ所で、景品無しのスタンプラリーもやっていました。せっかくなら全部回りたくなっちゃいますよね。私は完走しました!
スタンプの柄は、不忍ブックストリートのキャラクター「しのばずくん」です。頭巾をかぶった……きつね? いまマップの紹介を読んだら「屋根裏で本の見張り番をしている本を愛する忍者の末裔」ですって!きみ忍者か!
肝心の古本市は、一箱ごとに店主さんのカラーがびしばし出ていて面白かったです。可愛らしい絵本が目一杯詰まった箱、小難しそうな古書の詰まった箱、とっつきやすい文庫本がたくさんの箱、自作フリーペーパーも一緒に入った箱……。会場のひとつ文京区立森鴎外記念館さんの箱は、半分が森鴎外の作品で「さすが!」と笑っちゃいました。
最初は「手に取った本を買わない/お話ししたのに買わないのは申し訳ないかな…?」と心配になったのですが、店主さんはつかず離れずの絶妙な距離感で、安心してお店を回れました。
一箱古本市とスタンプラリー先の古本屋さんを巡って手にした戦利品がこちら。
うふふ。だらりと読める本、これからの谷根千や不忍池周辺を楽しめそうなペーパー…。まったりと楽しんでいきたいです。
マップを片手に歩いてみて、谷根千を身近に感じることもできました。今度は街歩きで色んなお店に入ってみたいな。