奈良県近鉄奈良駅近くのきたまちにあるカフェ「ミジンコブンコ」に行ってきました。
穏やか空間に本が並ぶ、カレーがおいしいお店です。
「ミジンコブンコ」の概要
- ☆優しく穏やかな雰囲気の店内でゆっくりできる。
- ☆カウンターや本棚に並んだ本はカフェ内で閲覧可能。
- ☆カレーがおいしい。
- ★東大寺に近いきたまちにあり、近鉄奈良駅から徒歩15分。
「ミジンコブンコ」のレビュー
場所
近鉄奈良駅から徒歩15分ほどのきたまちにあります。なお、私は東大寺を観光後に東大寺側から訪れたため、実際の距離感はわかりません。
東大寺は戒壇院千手堂の特別観覧期間で、穏やかながら静謐な空間を存分に味わい、ちょっとぼうっとしたまま訪れました。古民家のような懐かしさを覚える外観は、そんな夢と現実の合間のようで少し嬉しかった。引き戸をからからと開けて来店します。
カフェメニュー
メニューは飲み物がメインのようです。フードはカレーがあります。カレープレート(1200円)を注文。
うわー豪華!
カレーはさらっとしていてスパイシー。日本式のどろっとしたルーではなく、さらっとした舌触りがご飯に馴染みます。
ご飯の周りをぐるっと囲んだ野菜のおかずたちもそれぞれおいしいです。にんじんのラペは甘酸っぱく、ゴーヤはしっかり苦く、よいアクセントになっていました。
「はとらずりんご」のりんごジュースもいただきました(おそらく通常500円、食事と一緒で割引後400円)。通常はりんごを赤色にするために葉を落とすところを、見た目は劣ってもおいしくするために葉っぱを取らなかったりんごなんだそう。生搾りジュースといった趣きの、りんご味がしっかりしたお味でした。当時は残暑が厳しい季節で、しっかり冷えた甘酸っぱさが体に沁みました。
本
文庫本が並んだカウンター席に座りました。瀬尾まいこや小川洋子といった、私の好きな作家・著作も多く並んでいました。優しく穏やかな作品は、店内の雰囲気にぴったりです。
原田マハ、恩田陸なんかがある一方、森鴎外、宮沢賢治、宮本輝なども並びます。あまり読んだことのない作品でも、この穏やかな雰囲気の店内なら手を伸ばして見たくなります。
私は瀬尾まいこ『天国はまだ遠く』を読みました。ああ~とても好き!さすがに店内では読み切れず、帰宅後図書館で借りて読みました。
カウンター席以外には、ハードカバーの本もずらり。他のお客さんがいらっしゃったので、まじまじ見るのは気が引けて細かくは未確認です。
内装・座席
私の座った文庫本が並ぶカウンター席の他には、ハードカバーが並ぶカウンター席や、複数人が座れるテーブル席もあるようです。全体的に温かみのある内装で落ち着きます。
写真手前のトランクでは、スパイスやマスキングテープの販売もありました。かわいい。
混雑具合
土曜日の昼過ぎだったので、絶対に混んでるだろうな〜!と不安になりながら伺いました。
しかし、店内は私の他に1組いらっしゃるだけで空いていました。たまたまだったのか、普段からそれなりに空いているのか……。ただ、きたまちで長く続くお店のようですし、普段は繁盛してるんじゃないかな……?
営業時間・その他
営業時間は11:30〜17:30。
定休日は日曜日と月曜日、あと5日・15日・25日もお休みの模様。
臨時店休の場合は、Twitter(X)などでお知らせがあるようです。
まとめ
この日は3泊4日京都奈良旅行の最終日。前日まであちこち歩き回って疲れた身体に、穏やかな時間とおいしいカレーが沁みわたりました。素敵な空間とカレーのお味にすぐにでも再訪したくなりましたが、新幹線の距離なんですよね……。でも、遠く離れた街に好きなお店があるって素敵かもしれません。
奈良県に伺った際には、ぜひとも再訪したいお店でした。